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zoom RSS こぼれ話 ジトと大家さんのこと

<<   作成日時 : 2013/03/21 16:35   >>

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僕らが泊まったジト、Gite Roche aux Sabot
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静かな村にある、快適なジトだった。
マットのレンタルが出来、近くにスーパーもあるし、
Roche aux SabotやCul du Chienに歩いていける。
そして何故か、二階に畳があった。
畳としてではなくて、ベッドとして使われていたのだけれど。


ここの大家さん夫妻はクライマーで、
実はブローでは相当有名な開拓者だった。
恐らくJacky Godofeと並ぶくらいの古参。
紫のトポにも「Great Pioneer」と書かれていたし、
7+8のあちこちに名前が出ていた。
探せば探すほど、この2人が凄いクライマーだと言うことが分かってきた。
ご主人のChristophe(クリストフ)は8台の有名課題を大量に初登している。
Mandarin、Big Bang、Opium、Atomic Playboyのロングバージョンと、上げればキリがない。
Fata Morganaの初登者もChristopheだった。
奥さんのKathrine(カトリーヌ)も7台を初登し、8台を何本も登っている。
一番驚いたのは、Duel(8a)を登っていたことだった。

とても気さくで、親切な夫妻だった。
「英語は苦手でね・・・」と言っていたものの、
たどたどしいのはお互い様なので、コミュニケーションに支障はあまりなかった。

Fata Morganaを登った翌日、ジトに帰るとChristopheがやってきた。
どうしたのかと思ったら、暖房の温度調節が間違っていたらしい。
ボイラーのリモコンを見せてくれて、使い方を指南してくれた。
それにしてもよく笑う人で、
目尻に皺を寄せて、顔をぐしゃっとして「ひひひ」と笑う。
そんな感じでニコニコしながらリモコンの操作を教えてくれた。
何となく、ハリーポッターに出てくるフィルチに似ている気がする(ちょっと失礼?)
「クライミングの方はどうだ?」と聞かれたので、
Fata Morganaを登ったことを報告したら、
嬉しそうにまた顔をぐしゃっとしていた。


実は帰国の3日くらい前に、事件が起こった。
向こうのジトから帰ってきて玄関を開けると、キッチンの窓が全開になっていた。
「あれ?」と思って他の所も見ると、寝室の窓も開いていた。
箪笥も半開きになっている。
よく見ると、窓の外には足跡が。
間違いなく空き巣にやられた後だった。
窓枠を削って鍵を開けたらしい。
でも幸いな事に何も盗られていなかった。
どうやらタッチの差で僕らが帰ってきて、慌てて逃げたらしい。
引き出しを調べる時は下から開けていくらしく、
最上段に入っていた僕の現金とパスポート類はギリギリのところで無事だった。

その日のうちに大家さんにメールを送り、翌日の昼間に見に来てもらった。
「Unbelievableだよ」と言うと、
「incredibleだな!」とChristophe。
「大丈夫?何か盗られた?」とKathrine。
状況を説明して、Christopheが壊れた鍵を修理。
敷金として預けてある200ユーロはどうなるのかな、と思っていると、
Kathrineがポケットから「はい」と返してくれた。
隣の家のおばちゃんにも話を聞いていたけれど、手掛かりはなかったらしい。
何が起こるか分からないものだなと思った。

窓の修理と掃除が終って、お別れとなった。
玄関先で暫く立ち話をした。
「ブローはどうだった?」「また来るか?」「他にも行ってみたいところはあるか?」
いろいろと聞かれて、いろいろと話した。
Kathrineが「ところで、パリには行かなかったの?」と言うので、
「友達はレスト日に行ったけど、僕は行ってない」と応えると、
「あら、エッフェル塔とか、凱旋門とか、ルーブル美術館とか、たくさんあるのに」と少し呆れられた。
するとChristopheが
「君らはクライマーだから、そういうのよりも岩のほうがいいんだよな」とフォローしてくれた。
そういえば勿体ないことをしたような気もするけど、
Christopheにそう言われると、まぁいいかなと思えてしまった。

「ところで、どうして畳があるの?」と聞いてみると、
「うーん・・・好きだから」とKathirine。
どういう経緯で手に入れたのかは、聞かずにおいた。
続けて「友達に畳はオールドなスタイルだって聞いたけど、ホント?」と聞き返されたので、
「確かにオールドではあるけど、今でも大半の家庭にあるよ」と応えた。
「君の家にもあるのか?」
「Of course!」

「Thank you very much, メルシー」と慣れないフランス語を交えてお礼を言って、
握手をしてサヨナラした。

本当にお世話になりました。

また遊びに来ます。
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